優しいねと言われることが嫌いだ
優しいことは自分の長所だと思っていた。
でもそういう人を求められていただけ。
否定せず、口答えしない、都合の良い誰か。
これは呪いの言葉だ
優しいからこのくらいは許してくれるよね?
優しいから怒らないもんね。
徐々に徐々に形成されていった僕の中の優しさの膜
そうかこれは優しさなんかじゃなく弱さだ。
優しいねと言われることが嫌いだ
優しいことは自分の長所だと思っていた。
でもそういう人を求められていただけ。
否定せず、口答えしない、都合の良い誰か。
これは呪いの言葉だ
優しいからこのくらいは許してくれるよね?
優しいから怒らないもんね。
徐々に徐々に形成されていった僕の中の優しさの膜
そうかこれは優しさなんかじゃなく弱さだ。
甥から多額の借金をして、あまつさえ返済期限を守らず連絡もせず、そんなんでよく経営などとのたまえたものだ。
むかつく
こんだけ悩んで考えて傷ついた
家族間で問題になるから相談もできない
独りで眠れない夜も過ごした
こんなに優しくて一人で抱えこむ若者を俺だったら絶対にほっとかない、助ける。
この理不尽の落とし前は必ずつけなければ
自分の価値を自分で落としてどうするよ。
もう存在する意味がないと思って生きている
こんなことを家族や友達に言ったってそんなことないと一蹴されてあなたの人生はこれからだとか若者の考えだとか言われて終わってしまう。
実際そうなのだと思う
ここ数年間、自分の人生にしては楽しすぎて幸せすぎて
一回ドン底まで落ちたこともあったけれどそれがあったから訪れた幸せとかいっぱいあって
正直もうお腹いっぱい
この幸福観が僕の人生を共に歩んできた希死念慮と融合して新しい思想が頭を支配する。
ここがゴール。ここが僕の最高到達地点。
だからもう生きてる意味ない。
だからもう何をしていても今までを超える幸せを感じない。
魔王は倒した、エンドロールはもう流れた
平和になった世界でサブクエストを消化するだけの毎日
世界を救った勇者はもう存在する意味ないでしょ?
この数十年やり切った
全て出し切った
幸せになってやった
だからもう苦痛を感じたくない
今のままで最高の状態で終わりたい
鬱を経験した脳と
過去の幸せの記憶とが合わさって
そんなことばかり考える
それでも
どうせ生きてくんだろうな
ぐちぐち不満を言ったって
やりたいことが何にも無くなったって
いつかまたあいつらと京都に行きたいし
月末には家族とディズニーに行くし
来週もワンピースは連載するし
明日も仕事があるし
今死ぬのはちょっと違うし
エンドロールが終わった世界を生きてみよう
次回作に引き継げるかも知れない
どうせこれしかやるゲームはないんだし、惰性で続けてみようかな
『なんにもない』
毎日何かをしないと生きてる意味ない?
やりたいこと全部やり切ったし生きてる意味なし
あーなれこーなれ理解はするけどもう万福
あれやりたいとかこれ食べたいとか今世ではもう満足
恋愛経験ないから年内精々愛なきKISS
いい恋しましたPruned life
きっちり生きていたlife style
が転じて転がって空洞です
きっちり生きていた life style
を脱して脱ぎ捨てて空洞です
未来に期待希望なんにもない
やり直したい過去は一つもない
欲しいものしたいことなんにもない
だって今で満足万福
今の自分治すとこ一つもない
自分史上最高のビジュアルです
これ以上好きな人は必要ない
だって今が満足万福
そこにあるカフェでいいかな
歩き回る元気もないし
ポケットの中のたばこを握った
澄んだ空気が頭に回るから
部屋は暗いままにするね
小さいオレンジの光はつけるから
物置の高い服なら畳んだよ
白い長袖だけ縛って掛けてある
あなたが泣くような言葉は持ってないよ何も
僕でしかだめなんて何かもないよなんでもいいよ
あなたが笑うようなくだらない言葉を今日も
僕だけでいいように僕だけでいいように
去年買った白い半袖をあげるよ
腕を見せてさ夏まで生きよう
匂いはまだ落ちてないかな
今年の夏までは全部消えるよね
あなたが泣くような言葉は持ってないよ何も
僕でしかだめなんて何かもないよなんでもいいよ
あなたが笑うようなくだらない言葉を今日も
僕だけでいいように僕だけでいいように
泣いているあなたの涙を拭ったり
そっと抱きしめるとかができるほど
健全な人間ではないけど
全部受け入れるよただ全部わかったよ
あなたが泣くような言葉は持ってないよ何も
僕でしかだめなんて何かもないよなんでもいいよ
だからあなたが笑うようなくだらない言葉を今日も
僕だけでいいように僕だけでいいように
(CRYAMYの物臭が好きすぎて書いた自分なりの物臭
「なんでだよ!セックスする約束までしたじゃんかよ!」
朝方、友人とカラオケをした帰り道
彼は半べそをかきながら声を荒げた
そうこの男、フラれたのである。
とても好感触だと自負していた
長かった雪が溶けて、春の匂いをもうそこまで感じていたのに
フラれたのである。
つい2時間前のことである。
正直カラオケどころではなかった
つい先程までクリープハイプを歌いちんこをおっ勃てていた性少年は、気づいたら優里を聴いて涙を流していた、下からの涙はカピカピに乾ききっていた
ヤってない、ヤってないが、ヤる約束はしていたそれも相手から
だが結局ヤれなかった
ヤる前に捨てられた
男なのに捨てられた
男っぽさを出さない戦略が裏目に出たのか、それとも酔いとともに目も醒めてしまったのか、今となってはわからない
そう
ヤらず捨てされたのだ。
この男、ヤらず捨てされたのだ。
今年に入って三度目のことである。
そりゃあ声も荒げるちんこも萎える酒の量も増える禁煙も失敗する朝も寝坊する上司にも叱られる仕事も辞める時間も有り余る髪も染めるクラブにも通う薬も始めるタトゥーも入れる母も悲しませる家も追い出される政治にも傾倒する政治系のSNSアカウントも運用する偏った知識も増える爆弾も作る......
著:又吉針子
『無敵の人の作り方』
コムドットを見て幸せを感じる人たちに憧れることがある
花束みたいな恋をしたを見て泣く
saucy dogやback numberを聴いて恋人とドライブをする
そういう当たり前を共有して楽しむ彼らが眩しいと感じる
残念ながら僕はそういうことで幸せを感じない、まず理解できない
こういう当たり前のものって異性と仲良くなるちょうど良い話題だと思う
エモを共有できることってすごく大事
エモいと思う感覚が一緒の人って、心が繋がっていると錯覚するほど
しかもそれが恋愛の映画だったり、曲だったりしたら、自然とその人と恋に落ちるのだろう
みんなが普通に、当たり前にエモいと思えるものがエモいと思えない、理解ができない、よくわからない
たぶん僕は普通じゃない
厨二病的な他と違うことがかっこいいとか、そんなものどこがいいの?とか冷笑的な視線で言っているのではなくて(ちょっとは入っているのかも)客観的に見て、そう思う
だってそういう人たちが羨ましいのだから
だから、こんな僕を普通だと言ってくれる人がいたら一瞬で恋に落ちるだろう
お前なんて特別でもなんでもない
だって私もそこにエモを感じるから
こんなことを言われたら嬉しくて嬉しくて、大好きになっちゃうだろうな
閉店間際のファミレスでドリンクバーを頼んで哲学の話をするその思想に恋に落ちる
いかれたbabyを一緒に聴いて夜の街を歩くその横顔に恋に落ちる
深夜ラジオを聴きながら一緒に寝る同じところで笑うたびに恋に落ちる
そういう日常を普通に幸せだと感じる君のエモに恋に落ちたい。