天気予報は見ない

社会に中指を立てる元大学生のとりとめのない日常日記的エッセイと書き散らす妄言の隙間

2021-01-01から1年間の記事一覧

空気に呑まれ、階段を登る。

思いを馳せる、未来に。 内定式に向かう朝。前髪をあげて、ネクタイを締める。 セットが上手くきまらない、かたまりになってしまったワックスと共に、緊張をほぐす。 ばっちり、びっしり。 会場の新宿までは電車で片道ちょうど一時間。 最寄駅に向かう。 今…

早く起きた朝は気分が良い。

朝、友人の電話で起床。 いつもならそのあと二度寝と洒落込むが、今日は何だか気分が良い。 ので、熱いお茶を入れる。 小腹が空いたので、5万年ぶりに朝飯を食う。 京都で買ったカステラを、そのまんま齧り付く。 自堕落な大学生には、食べ物を均等に分離さ…

気がつけばひとりぼっち

自分だけが取り残されていく。 最近はそんなことを考える。 友人たちは、皆前へ進んでいる。 ずーっとこのまま変わらずに、みんな変わらずに進んでいけば、と思う。 僕はいつも取り残される。 中学に上がったら恋愛をし 高校に上がったら髪をセットしトレン…

21歳童貞、本能に抗う。

今が、人生のターニングポイントなのかもしれない。 僕は21年間彼女がいたことがない。恋愛をしたことがない。 21歳の自分の周りには何故か僕のような人種が一定の割合でいる。顔が悪い訳ではないのに、性格が壊滅的に終わっている訳ではないのに、恋愛がで…

一番でかいビルにいってみよう

有象無象のビル群の一番おっきい奴を間近で見たくて、意気揚々、テクテク歩んだ僕だったけど 真下から見るビルはどれもこれもおっきくて、一番でかい奴がどれかなんてどうでもよくなって 適当なビルの下で でけーと呟いて駅に向かった。 一番に隠れていた二…

お洒落と、インスタと、都会人。

上京したての頃、新生活と共に自分を一新したくてカリスマと銘打った美容室へ行った。 都会の美容室はビルの中にある。 とても入り辛い、田舎出身あるあるなのかもしれないが、ビルは怖い。まずどこから入れば良いかわからない。 目的地があると思われるビル…

本を捨てて、旅に行け。

ある日、ゼミにて、長期休み期間で新しくチャレンジしたことを動画にして発表するという課題がありました。 そこで、あるゼミ生が今まで全くやってこなかった読書に挑戦したというのです。 おっ!これは楽しみ、どんな本を選んだのだろう。 読書好きの僕は密…

穀潰しの虫2

もう無理そうだ。 春休みに入り落ち着いていたようだけど、桜の開花とともに段々と手首の傷が増えていった。 僕にはもうどうすることもできない。 だから、Tシャツをあげた。夏用の。 半袖の君と海沿い歩きながら一緒にアイスクリームが食べたいから。 夏に…

くん、ちゃん、さん3

(続きです 僕は友達の名前を呼ばないのではなく、呼べないのです。 初めて、この話を誰かにしました。 友達に話し終わった後スッキリしました。 どうってことのない話なのかも知れませんが、僕にとってはずーっと燻っていたことだったので胸のつかえが少しと…

くん、ちゃん、さん2

(前回の続きです しかし僕は怒られることを恐れて常に「さん」付けで友達を呼ぶようにしていました。 そういったクラスメイトも何人かいました。 そしてその時がきます。 ついに一人のクラスメイトが担任の前で「さん」付けせずに友達の名前を呼んでしまった…

穀潰しの虫1

深夜、腹が減った。 即席のカレーうどんがあったはずだ、湯を沸かして食おう。 シンクには水に浸しただけの食器やフライパンがいっぱいだ。 ...洗うのめんどくさいな、じゃあ食わなくていいか。 その程度の食欲だった。 だけど、湯を沸かせる鍋だけは既に洗…

くん、ちゃん、さん1

突然ですが、僕は友達の名前を呼びません。 このことを中学、高校と指摘されてきませんでした。案外人は人にどう呼ばれているかなんて気にしませんよね、だから大学に入って、新しい友達ができても変わらずそうしてきました。 しかしある日、大学の友人と焼…

1日目 (2021年 4/12日 月曜)

今日から日記をつけようかな〜と思っています。 今日友達から発表された心躍るサプライズ。 これに対抗すべく思い立った次第です。 これを読んでいる皆さんには意味がわからないですよね笑(そもそも誰かが読むのか...) 申し訳ありませんがサプライズに向けて…