下書き供養の第二弾。
この子は、昨年コロナで3ヶ月ほど地元に隔離されていた時に書いたものだ。
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地元にいると寂しい。
あの頃とは何もかもが変わっている。
父と母が別々になり、帰る場所が定まらない。
体の一部のようにそこにあって当たり前だったものが、僕の体を離れ、1人でに遠くに行ってしまった。
いや、もしかすると遠くに離れてしまったのは僕の方かもしれない。
街頭のない夜道が落ち着かない。
懐かしさはあるけれど、新しいことが起きない友達との会話。
家族がいて知り合いが多いここより
都会の生活の方が心が落ち着く。
都会での夜は、独りでいてもこんなに寂しくはない。
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この3ヶ月間で僕は地元に帰らず東京で就職することに決めた。
もう帰る場所ではないと感じてしまったから。
都会に『行く』ではなく『帰る』と口にしている自分に気が付いたから。
今はもう固まった決心の、きっかけを綴った文である。