天気予報は見ない

社会に中指を立てる元大学生のとりとめのない日常日記的エッセイと書き散らす妄言の隙間

友達

とても怖がりな友達がいる。

彼は僕と近い地方の出身だから、それがきっかけで出会った。それ以来、もう付き合いは4年になる。

 

僕は彼ほど気が合うと思った男はいない。まさかファミレスで哲学の話を延々とできる友達ができるなんて思ってもいなかった。

 

閉店間際のファミレスで、お前は自己肯定がとてつもなく上手だと言われたときはギクッとした。

そして、常時自分を平均に据える平均化を行うことで精神の均衡を保っていると分析された。

まさしく僕のよく使う手法だった。

 

彼は本当に人のことをよく見ている男だと思う。

 

常に客観で人も自分もよく見ている、だから普段人が気がつかないような心の動きにもしっかり気づく。

そしてそれを言語化、文章化できる。

彼の字書きの才能には脱帽する。エッセイがめちゃくちゃ面白い。

 

僕と同じで、誰にでも好かれ、好く人間ではないかもしれない。

だけど深く、繋がりのある人たちにはとても慕われ、尊敬されている。僕もその1人だ。

 

才能に溢れ、様々なものに興味を持つ、だが中途半端では終わらない、どれも自らの形にする。

 

常に2人でボケ続けて、ツッコミなんてお構いなしで続いていくトークにオチなんて存在しない。

夜の東京で呑んで、2軒目なんて行かずに缶チューハイ片手に歩きまくる、公園を見つけて興奮して朝まで居座る。そんな日々が大好きでした。

 

そんな彼とはこれからは同じ会社の同期としてお世話になる。

友達と同じ会社に就職するなんて思ってもなかった。数奇な人生だ。

嫌になったら一緒に芸人にでもなろうか。とことん付き合おう。

 

これからも連絡を取り合おう、深夜のファミレスで落ち合おう、結婚式ではぜひスピーチを任せて欲しい、泣かせて見せよう。

 

じゃあ、また、